愛媛の鯛めし対決!!

愛媛県の郷土料理「鯛めし」、地域によって、二つの種類に…!!
東予地方と中予地方では、一尾丸ごと焼いた鯛を、醤油や塩で味付けした半炊き状態の炊き込みご飯の上に載せ、さらに加熱して完成させる。通常土鍋で提供される。今治などの東予や中予地方の松山・北条等で食べられる。同類のものとして鯛麺、鯛そうめんがある。
また、南予地方では、鯛の刺身をご飯に載せ、特製のタレと生卵、ゴマやきざみねぎなどの薬味を混ぜたものをかけて食べる。載せる前にタレにいったん浸ける場合もある。タレは醤油を主体に、その店・家庭独自のものが用いられる。主に宇和島などの南予で食べられる。
郷土研究家の土井中照によると、南予地方の鯛めしが、今日の姿で紹介されるようになったのは昭和60年代以降のことで、それ以前は素材に鯛のほか鯵などが用いられることもある「ひゅうが飯」であったという。