愛媛の郷土料理 いも炊き情報
愛媛の郷土料理 いも炊きとは?
いもたきは、愛媛県において、秋に月見を兼ねて、屋外で「いも」を「たき」(炊き)、それを肴に大勢で宴会することです。 河川敷などで行われ、「いも」は里芋(大洲地方では夏芋と呼ぶ)がよく用いられる。他の具は、鶏肉をはじめ場所によってさまざまです。 大洲市が始まりとも伝えられるが、今日では南予を中心とした愛媛県下で広く行われている。大洲市のいもたきは、藩政時代に行われていた「お籠り」と呼ばれる、親睦行事が起源とされているそうです。 秋の社日に、土地の神に新芋を供えて、その年の豊作を祈願する風習が由来とされ、この風習自体は西日本各地で行われていたものだそうです。 「いもだき」と「た」が濁る地域(新居浜市など)もあります。
【いも炊きの作り方】一例
だしの入った鍋に鶏肉を入れ火にかけます。沸騰してきたら具材を全部入れます。再び沸騰して具材に火が通れば出来上がりです。沸騰してからは、火は消すか弱火に。だし汁が煮詰まりからくなりますので注意しましょう
《いも炊き 具材》一例
里芋、椎茸、にんじん、牛蒡、こんにゃく、ねぎ、うどん、瀬戸内タコ、鶏肉、とり団子、揚げ豆腐、じゃこ天
松山中央支部 「出合のいも炊き」
秋の重信川で、里芋を煮込んだ鍋「いも炊き」を囲み、酒を酌み交わす秋の行事です。出合会場では昭和59年から行なわれており、松山の秋の風物詩となっています。
毎年「伊予の国水軍太鼓」の演奏や、「阿波踊り」「沖縄琉球太鼓」など様々な催しが行なわれ、多くの皆様に親しまれています。
広々とした会場は無料駐車場も完備。松山市中心部からも近く、お仕事帰りに仲間とワイワイやるにはもってこい。アウトドアならではの開放感を、涼しい川風とともにお楽しみ下さい。
出合のいも炊きは、伊予名産花かつをと昆布でとったコクのあるだし汁と、瀬戸内タコをはじめ野菜もたっぷり12種類の具材が特徴!!松山市近郊の農家から直接仕入している里芋はとっても新鮮。材料のお持ち帰りもできます。(予約が必要です。詳しくはお問い合わせ下さい。)
職場のお仲間・お友達・ご家族で、お誘い合わせの上ぜひご来場下さい。
伊予支部 「五色浜観月いもたき」
五色浜海浜公園内で行われる秋の味覚の里いもを味わえます。会場である五色浜に残る源平合戦の時代に平家の5人の姫が身を投じて五色の石になったという伝説にちなみ、五色のかまぼこが使用されているのが特徴です。多くの人で賑わい、秋の夜長に人々が集い鍋を囲む光景は愛媛県の風物詩となっています。
新居浜支部 「新居のいもたき」
四国の沿岸のほぼ中央部に位置する新居浜市は、海の幸、山の幸に恵まれて、季節ごとの新鮮な味が楽しめます。
手の届くところに素材があり、熟達した職人の腕前が、それらの材料を見事に郷土料理に仕上げます。
新居浜はまた、自然環境に恵まれた景勝地でもあります。
四季折々の風景とともに、旬の味を思う存分お楽しみください。
場所 |
敷島橋南
市民体育館前河川敷 |
期間 |
9月上旬〜10月中旬頃 |
時間 |
PM6:00〜PM9:00 |
料金 |
予約:1,600円(1人前)
当日:1,800円(1人前) |
連絡先 |
新居浜料飲協同組合 0897−33−3920 |